谷根千という言葉をご存知でしょうか?台東区から文京区に渡り、谷中、根津、千駄木の周辺一帯のこと。下町情緒の残る町で散策にも人気のある場所です。
実はこの辺り、和の文化がしっかり腰を下ろしていながら、多国籍な文化も入り混じるカオスな場所でもあり、さらにモノ作りの伝統が根付いているせいなのか、アートギャラリーを初めとした伝統的なものからサブカル風なものまでが散在していて、とても面白いところです。
アートスペース谷中ジンジャーさんは、そんな町を体現するちいさなギャラリーです。今回、「ちいさく光るもの展」企画の公募を目にして直感的に参加を決めました。なんといっても「ちいさく光るもの」です。まさに街灯詩舎のコンセプトではありませんか!直接呼ばれているものと、勝手に勘違いしてすぐに申し込みました。
参加してみてこの場所の、そしてこの地域の面白さに惹きこまれました。
入ってすぐにちいさな土偶たちに迎えられます。そして謎のツノパンダに見守られながら、所狭しと(ほんとうに狭い!)並べられた展示の数々。これがとても雑多でありながら、作家たちのモノ作りへの思い思いの思いが感じられます。ギャラリーそのものがモノ作りの一部であるような、集団の意思をそこに感じるためか、とてもやさしい気持ちになりました。
今回、街灯詩舎として参加する「ちいさく光るもの展」は2015年11月29日から12月12日までとなります。搬出日の都合で一日居残りで展示しますので、期間内によろしければご覧ください。
花咲風太郎詩集『裏庭に咲く花』、『詩誌街灯vol.3 2015秋』は見本もご用意しておりますので、中をお読みいただけます。その他、詩誌街灯の既刊全種類と川瀬杏香詩集『In The Dark 詩の駅』を展示、販売しています。花咲風太郎の詩篇『明日』をデザインしたポストカードは無料配布しております。
また同時開催の企画展もいろいろなジャンルの美しい作品がありますので、ぜひお立ち寄りください。
コメントをお書きください
てんとう虫 (土曜日, 05 12月 2015 22:15)
楽しそうですね!行ってみたい(≧▽≦)