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さすらいのマンドリン弾きになりたい

マンドリンを始めて一ヶ月になりました。これほど夢中になるのは久しぶりのことです。
今まで、音楽は大好きで深掘りしてきたと自認しています。
それなのに「自分ではやらないんですよお」「楽譜も読めないし」「時間も無いし」などの過去の言い訳を吹き飛ばす勢いで毎日嬉々として練習しています。
弦を押さえるために硬くなった左手の指先を自慢したくて仕方ない自分がいます。
必要に迫られて楽譜のナゾを解いて得る新しい知識が、また次の知りたい欲求につながってきます。

そもそも萩原朔太郎がマンドリンを弾いていたというミーハーな理由から、マンドリン欲が高まったので、朔太郎が作曲した『機織る乙女』という曲をまず弾こうと思い、楽譜と演奏動画を観ながら早速やってみました。
ゆっくりと音を探しながら、楽譜よりも耳を頼りに弾いてみた所、なんだ耳でコピーできるのか!と自らに驚き、次々に弾きたい曲を探しては弾いてみている毎日なのです。
一曲通して間違えずに弾けないのに、レパートリーばかりが増えていくのが我ながら可笑しい。しかし、弾きたい曲をとにかく楽しく弾く事が続けるコツだ!と前向きに考えて反省はしません。
それこそ一ヶ月が経ち、いろんな曲を弾けるには弾けるのですが、ピッキングで旋律だけを弾いていては音楽としてさみしいものです。やはりトレモロや、和音を自在に操れるようになりたいと精進する日々を送っています。

本当はラウンド・マンドリンという小さくて古風な可愛いやつが欲しかったのですが、まともなのを購入するには10万円~20万円という相場なので、初心者が買うには躊躇し、リーズナブルな選択肢があるフラット・マンドリンを購入しました。
初心者セットでケース、替弦、チューナー、チュートリアルDVDまで付いて一万九千九百円!お買い得でした。
これで上手になったら素敵なラウンド・マンドリンが欲しいなあと夢みています。

いやいやフラット・マンドリンのいいやつかなあとか。