街灯詩舎の活動開始から約一年。
『詩誌街灯』創刊準備0号から始まり、川瀬杏香さんの第一詩集のリリース、そしてようやく『詩誌街灯』創刊号2014秋をリリースできました。
決して多くの成果が上がった一年ではありませんでした。
しかしながら何もない場所からスタートした結果としては、とてつもなく大きな成果と感じています。
また昨年末には新しい仲間というかけがえのない成果を得ることもできました。
創刊号に参加した写真のハナサキミドリさん。
Twitterで多くの言葉を表現し続けている北井戸あや子さん。
現在はサービス終了してしまった携帯小説サイト「フォレストノベル」で詩作品を発表していて、新しい場を求めていた浩一さん。
2015年は、私と川瀬杏香さんを合わせ、五人でのスタートとなりました。
ここに集ったメンバーは、みな時流に寄らず個々の表現を貫いています。おそらくは表現だけでなく、世間との折り合いをつけるのも上手くない個の集まりです。
仲間を作り、一緒に何かをしていくことの苦手な人間が奇跡的に集まっているのです。社会との折り合いに苦しみながら、他者との関係を自らの表現によって希求しています。
したがって表現そのものは決して他者を遠ざけるようなものではありません。反対に難解な表現で一般読者を遠ざけてしまっている現代詩と一線を画する詩表現になっていると思います。
新しい街灯詩舎は、2015春号のリリースを最初の目標として動き出しました。
この街灯の下に偶然通りがかった人、またこの灯りを求めて足を止められた人に、私たちの言葉たちが届きますように。
最後に各メンバーの主な活動場所をお知らせします。
ぜひ一度お立ち寄りください。
花咲風太郎
川瀬杏香
北井戸あや子
浩一
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