少年は風になりたかった 誰にも止められず どこまでも走り抜ける 風に 少年は雲になりたかった 誰にも干渉されず 真っ青な空に寝ころがる 真っ白な雲に それなのに少年は 風にも雲にもなれず 人間の大人になった 今では なによりも少年になりたい 夢みる少年に
新しいブンガク誌「街灯と青空」は、そんな時代を眼前に浮かび上がらせるホログラフィーのような文芸誌です。
また詩を書いている。 書きたくなったら書いている。 何年もろくに書かなかったのに。 書いてみると数年前と同じ詩は書けない。 詩は今を生きている。 過去の詩も自分だけど、今の詩はまさに今の自分だ。 今の自分と言っても、その瞬間に生きていた、その時の自分であって、今書いている自分はその時の自分を追い越して、今を生きている。...
惑いの季節のその先に 僕らはどこに着いたろう 今日の日差しを浴びながら 明日の夢をまだ見てる 昨日の僕らは風に散り 落ち葉の中に埋もれても 春になったら顔出そう また新しい芽を出そう 2019年2月27日
風の中で踊る 落ち葉のように 可憐な花びらのように 薄べったい蝶のように 吹き上げられた砂埃のように はたまた千切れた雲のように 僕は踊る 君も踊る どこかで踊る もしかしたら隣りで
月明かりに 青い影 足下にはせせらぎ 今夜も月明かりに 青い影 水の音
水面に浮かぶは誰あろう 私の顔にはちがいない もがく手足の見えぬよう 静かな笑みを見せましょう 川底石を踏みつけて おっかなびっくり歩きます 水面に浮かぶお月さま あなたの裏側どこにある 水面はきらきら憂いなく 澄ました顔でこんばんわ 今夜も水面で会いましょう ご心配なくさようなら
どうにも心の整理がつかず、公式なお知らせが遅くなりました。 公式などというのも大袈裟ですが、これまで準備号の0から今年の春に公開した六号まで、七冊を年二回定期刊行してきましたから、一応は公けに伝えるべきと思った次第です。 個人的な事情に依る決断ですので、対外的に具体的な理由は説明致しません。...
詩誌街灯2016年秋号を無事公開できました。...
マンドリンを始めて一ヶ月になりました。これほど夢中になるのは久しぶりのことです。 今まで、音楽は大好きで深掘りしてきたと自認しています。 それなのに「自分ではやらないんですよお」「楽譜も読めないし」「時間も無いし」などの過去の言い訳を吹き飛ばす勢いで毎日嬉々として練習しています。...